愛され続ける和食屋さん「鳥居坂下 七尾」
こんにちは麻布十番生活です
夏本番。
節電が叫ばれる今年の夏。
暑くて食欲がいまひとつ・・・
なんて時も多いのでは?
そんな時でも、きっと
幸せに胃袋を満たしてくれる、
そんな美味しいお料理とお酒を楽しめるのが…
今回ご紹介する和食の店 「鳥居坂下 七尾」
「お料理は独学ですよ」
と話すオーナーで料理人の七尾かつ子さん。
趣味の良い絵画や書、オブジェが随所に飾られた店内。
きれいに掃除が行き届き、とても7月で創業27年目を迎えたとは思えないくらいに気持ち良く落ちついた空間。
お料理のことを本当に分かってきたのは、25年が過ぎてからだそうなので、つい最近!?
いえいえ、どれも見た目も美しく 、びっくりするほど美味しいお料理ですが・・・
「お料理は時間と経験が必要で、毎日が修行だと思っているの。今でもお料理教室に通いたい。一から勉強したいと思っています。」
なるほど、この謙虚な気持ちが “七尾”の人気の所以なのですね。。。
●過去はスタイリスト
和食が好きだったこともあり、当時の友人たちから出資してもらい、麻布十番に“七尾”を構えたかつ子さんですが、過去にはスタイリストの経験をお持ち。
キャンディーズの衣装やステージ衣装を担当していたこともおありだそうです!
どうりで、素敵な着こなし。納得です。
「オープン当時はたいへんでした。
半年間はお客様が来ない日もあってね・・・。
そんな時友人達が応援してくれて徐々にお客様が付いてきてくれました。
今は常連のお客様も多く、
初めてのデートをここでしました、と記念日ごとにご来店くださる方もいるのですよ。
そうなると益々仕事が楽しくなるんです。」
●現在、お料理以外の楽しみは?
「30歳の時、60歳を目指していました。
60歳になったら自分なりの小さな花を咲かせたいと思っていました。
早く60になりたくて仕方なかった。」
「そしてその時を迎え出会ったのがシャンソン。
歌が好きだったこともありはまってしまいました。それまではシャンソンのシャの字もなかったのですが・・・(笑)。」
「毎日仕込みは午後の1時から。
その日のお料理の献立が決まったら頭の中はシャンソンに。
仕事の頭からシャンソンの頭に切り替えができる。
発表会はまるで学芸会みたいですがときめきがあります。
皆さんが若い頃よりも今の方が若いと言ってくれます。」
●「料理の鉄人」に出演
お店を開いたのが麻布十番で本当に良かったと思います。
この街の人達は懐が深い。私は人が大好き。まじめで人のことを思っているお店に行くのが好きなんです。
「いつもみなさんのおかげ!ありがとう!と思っていますよ。」と、とても謙虚な七尾さんですが、以前ご主人の薦めであの有名番組料理の鉄人に出演されたことがあるそうです。
出演したことでとても勉強になり、それがきっかけで気持ちも変化したそうです。
もしまたチャンスがあればもう一度トライしてみたいと話すかつ子さん。
60を過ぎさらに成熟されたかつ子さんの雄姿、是非テレビで拝見したいですね。
撮影用にわざわざ作ってくださったお料理の数々。
「どうぞ、召し上がって」という言葉に甘えて
いただきました。
どれも、本当に感激の美味しさ。
「お料理って一つ分かるとすらすらと解けていくのよね」 と、おっしゃっていた意味がわかるような逸品ぞろい・・・
お料理はおまかせコースのみ、内容は毎月変わります。
日によっても材料が変われば献立も変わります。
取材に伺ったのが6月だったので
今は夏のお料理が楽しめます。
今度は仲間を誘って、ゆっくりお料理とお酒に舌鼓うちたいなぁ。
こちらの記事は2011年7月のものです。
最新の情報は下記よりご確認ください。
鳥居坂下 七尾
〒106-0045
東京都港区麻布十番1-5-10 第2石原ビル1F
TEL.03-3401-7770